| --- | 思考空間 「考える力」拾い上げたい |
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「生きて働く力」を学習する下地として、自分の言葉で「考える力」と、友達同士で意見を「表現する力」の、両方を育てる必要がある。 5年生の担任をしているが、少し前に小数のわり算を学んだ。「3.6÷3の計算の仕方を考えよう」と出題し、画用紙に考えの道筋を書かせた。 「3.6を10倍して36にし、答えを10分の1にする」と、画用紙を数式だけで埋める子もいた。「3.6リットルのジュースを3人で分けると、まず1人1リットルは飲める。残り0.6リットルを0.2リットルずつ分けると、合わせて1人1.2リットル飲める」と、コップと人の絵を描き、具体的にな物に置き換えて理解する子もいた。 前者の方が小数のかけ算の学習を生かしているが、その方法だけを押しつけたくない。各自の「考える力」を育てるために、5人前後の画用紙を選んで黒板にはり、良い視点があれば赤丸をつけてほめる。 「私のは○○君に近い」「似ているけど、△△さんの方が分かりやすい」など、子供同士の会話で友達と自分の類似、相違点などの意見交換ができる。 ノートにも、考える過程を書いて提出させた。ノートを見ると「3.6は0.1が36個。3で割ると0.1が12個だから1.2」という子もいた。授業では積極的に発言する子に応対しがち。後で「しまった」と思う時もある。ノートなら子ども全員の「気づき」を拾い上げられる。 |
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| 河野秀樹/さいたま市立大砂土東小 | ||
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